眼球にはご注意/シルバーアクセサリー

　今朝方エボラ出血熱をテーマとした番組が
ナショナル・グラフィックスでやっていました。
風邪なのどもそうですが、
眼球は弱いので、簡単に異物の進入を許してしまいます。

　なんでそんな話をしているかというと、
現在、私のプロフ写真になっているドクロがかけている透明なゴーグル。
これは「彫金用」に使っています。
特殊なプラスチックで、射撃などに使われるものを仕事用に使用しています。

　仕事柄、金属地金をリューターなどで削ります。
そうすると針よりも細い地金の粉が飛びます。
これが眼球をズタズタにするのです。
油断してはいけません。
激しく損傷した目はまともに開けることもままならなくなります。
　以前サラリーマン職人をしていた時の職場の人に
裸眼で仕事をしていて酷いことになっていた方がいました。
ゴーグルを使わなくても、磨きをする時は
目から離したところでやるのがいいのでしょう。
それから酸化皮膜を取り除く液体（希硫酸、ﾋﾟｯｸﾘﾝｸﾞｺﾝﾊﾟｳﾝﾄﾞ）に熱した地金を入れる時に起きる蒸気や、ロウ付け時のフラックスなど、体に有害だと思います。
目に入ると「なんかよくわからない膜のようなもの」が眼球に出来ているような感じになるそうです。
これも前の職場にいた方の実例です。
私自身も目が変な感じになったことたくさんあるので、メガネとマスクをしてやっています。

　この職業、目は命です。
遠くのものが見えなくても、近くのものが見えなくては食いっぱぐれます。

　健康であることがこんなに素晴らしいことなのかと、
そして、人間の肉体がこんなにも中からは弱いのかと思う、そんな朝でした。